デンマーク建築家チームと作る恵比寿のポップアップ・コークリエイティブスペース
2015年から続くayanomimiの企画「東京デンマークWEEK」は今年、10日間のポップアップ・コークリエイティブスペースを恵比寿amuにて開催致しました。ビジネスに必要な一歩踏み込んだ情報や繋がりを得るための環境を整え、10月30日(月)〜11月10日(金)までの間、デンマークと日本のクリエイターが「一緒に考え、一緒に作る」場所としてオープン。「もしもコペンハーゲンが恵比寿にあったら」をテーマにデンマークの建築家チーム(David Bülow / Primus Architects & Kato Hiroshi)とamuが一緒に恵比寿の街を散策したり、パブリックスペースの可能性についてトークイベントを開催しました。デンマークの視点で恵比寿を見つめ直し、地域の人が「当たり前に思っていること」に注目をしました。滞在中にデンマークの建築家チームは一本の保存樹木を取り囲むパブリックスペースにフォーカスを絞り、その場所から新たらしい街の変わり方の提案を「ローカル・プラン」にまとめ、発表をしたところで今回の東京デンマークWEEKは幕を閉じました。2018年の春にコペンハーゲンでフォローアップイベントを開催予定です。
企画プロデュース:ayanomimi
企画パートナー:Concent Inc. / amu(株式会社コンセント / アム)
amuとは、情報・サービスデザイン会社コンセントが運営する恵比寿のコミュニケーションスペース。イベント、セミナー、ワークショップなど、参加型のコミュニケーションによって「未来を編む(amu) 」場を提供。コンセントがアプローチするアクティビティデザイン、エクスペリエンスデザイン、発想法、ビジュアライズ、情報設計などのデザインプロセスが、amuで実践されている。
concentinc.jp / a-m-u.jp
ゲスト:David Bülow(デイビッド・ブロウ)、建築家、Primus Architects 共同代表
デンマーク王立アカデミーで建築を学び、ヘニングラーセン事務所などデンマークの建築事務所での経験に基づき2008年にPrimus Architects(プリムス・アーキテクト)を設立。コペンハーゲンの歴史と生活を中心に考えた街づくりを提案している。Primus Architectsでは、ホリスティックなアプローチでプロジェクトに取り組み、ランドスケープアーキテクト、街づくりの専門家、人類学者など、専門知識を取り入れながらプロジェクトを実践まで進めている。
primus.nu
ゲスト:Hiroshi Kato(加藤 比呂史)、建築家
1981年東京生まれ。2014年武蔵工業大学(現・東京都市大学)卒業後、2004-2010年 藤本壮介建築設計事務所に勤務。2010年よりデンマーク、コペンハーゲンに渡りCOBE, KATOxVictoria, Rambøll, Tredje Naturなどで主にヨーロッパでの建築設計、公共空間のコンセプトディベロップメントに従事、現在に至る。計画地によって異なる、気候による習慣や人々の性格などに敬意を払いインスピレーションを受けると同時に、ある側面での「非常識」を提案することで、新たな建築空間や公共空間の提案をしたいと考えている。